理系で「大学で頑張りたい」と思っている人に勧める大学生活戦略

大学生活

受験が終わり、楽しい大学生活を想像している傍らで「大学では遊びだけでなく勉学も頑張りたい」「有意義なものにしたい!」と考えている方もいるでしょう。しかし、ほとんどの人がそのような気持ちで入学するも後々「大学生活、もっとこうしていれば良かった…」と後悔している人は多いです

そうならないためにも

大学生活を有意義に過ごすための方法を余すことなく全て教えてます。

学年ごとに取り組むと良い事をメインに解説していくのでぜひ参考にしてみてください。

はじめに -先人たちが陥る失敗-

大学生活は時間が多すぎるが故に時間を消費しやすい

大学生の期間は長く、楽しいのは間違いありません。しかし、長い期間といえどなんとなく過ごすとすぐに時間は過ぎていきます。

冒頭に「後悔している人が多い」と述べましたが、実際に大学卒業に至るまでに大学生活を後悔している人はどのくらいいるのでしょうか?

数値化はできませんが、実際に私が多くの友人らと接してきて、過半数近くは「もっと頑張っておけば良かった」、「もっと有意義に過ごせばよかった」と言っています

結論からいうと、多くの人が大学生活で後悔していることは大きく分けて次の二つです。

  • もっと勉強しておけばよかった
  • 色々なことにチャレンジしておけばよかった

それぞれどういうことか解説していきます。

もっと勉強しておけばよかった

理系の場合、大学1年の授業で習う内容が一番大事といっても過言ではありません。特に数学の微積と線形代数は2年以上になってから学ぶ専門科目には必須です。つまり大学1年時に学ぶ内容が理解できていないのと、それからずっと専門科目の授業についていくこと自体が難しくなります。

「単位が取れればOK」というような考えは捨てて、しっかりと理解しておくことをお勧めします。

それだけではありません。理系の場合は学年は大学に寄りますが大体4年生になるときに研究室配属というものが行われます。学生がそれぞれの研究室に配属されて研究室の専門にしている分野の研究を行うことになります。

一年間は研究するのですから、誰でも「自分の興味のある研究分野で研究したい」と思うはずです。

しかしこの研究室配属はどこの大学でも基本的に「成績の良い学生の希望を優先させる」という仕組みになっています。つまり成績が悪いと希望の研究室に入るのは難しくなります。興味のないことを研究するのは苦痛になりやすいです。

そのため、研究室選びでも自分の希望が通るように最初から良い成績を取れるように勉強をしっかりしておくのが賢いです。

色々なことにチャレンジしておけばよかった

もう一つよく聞くのが、これです。理系の大学生は忙しいと言いますが、それでも大学生の間は一番時間のある期間だと思います。

人間時間が余ると、無駄に過ごしがちになってしまうこともありますが、やりたいこと・やってみたいことにどんどんチャレンジしていってほしいです。サークルでもゼミでも、バイトでもスポーツでも何でも構いません。何かに打ち込むという経験をぜひしてみてほしいと思います。

私自身は趣味のプログラミングに熱中していましたしたが、好きなことに打ち込めて本当に良かった、良い経験ができたと思っています。

実はこれは、後々就職活動を行うときにも活きてきます。というのも就職活動では「大学生活どんなことをしてきたかを聞かれる」からです。

就活で多くの人が困りがちなのが、実は「学生時代頑張ったこと(打ち込んだこと)」いわゆるガクチカを話すことです。なんとなく大学を過ごしてしまうと、ESや面接で話すエピソードがなくて困ることになります。最初から就活を見据える必要はありませんが、大学時代はこれ頑張ったと言えるようなことがあるのはとても良い事です。

それでは次にどういう風に過ごしていくといいかについて説明していきます。

大学1~2年目までで大事なことは単位を取り切ること

大学1~2年は、授業をできるだけ取るようにして、卒業に必要な単位をできるだけ稼ぎましょう。特に一般教養に分類される単位は先に必要な単位数揃えてしまうのが望ましいです。

私の場合は「3年と4年は必修だけ取ればよい」というぐらいにまで単位を沢山取りました。

2年でそんな取るのは頑張りすぎじゃない?意味あるの?

なんて声が聞こえてきそうなので具体的に解説していきます。

最初に頑張らないとあとが辛くなるのが大学

各学年で満遍なく授業を分配して単位を取ればいいと思うかもしれませんが、大学3年生になってからは、院進学しない人は就職活動を始めないといけなくなってきたり、4年で研究が始まると研究で忙しくなったりします

また、大学院に進学する人は院試の勉強に追われて満足に授業の勉強ができなくなるということが非常によくあります。そしてそのせいで単位を落とす人もよくいます。

こうなると、いくつかは単位を落としても良い様にと、余分に授業を履修するようになったりと悪循環です。就活や研究をしながら授業を頑張るのは大変で嫌ですよね。

卒業間近になっても単位の心配をして辛い思いをしなくていいように、単位は2年までで十分に取っておくのが精神的にも凄く良いのです。

2年間で単位をほとんど取り切れると残り二年間はボーナスタイムになる

実は単位をさっさと取っておくことのメリットは、就活や研究、院試のときに辛くならないという事だけではありません。

3年目からは必修の単位でだけで済むようになれば、

授業に出ないといけないのが週一や週二で済むようになります。

そうです、週休5日みたいな生活がずっと送るようになるわけです。

これは最高としかいいようがありません。

実際僕もこのような生活をしていました。

これだけ自由な時間を持てるようになると、やりたいことに打ち込む時間も圧倒的に増えますし、友達や恋人と遊んだり旅行にいくという時間も余裕で作れます。

私は3年の頃はインターンをしていて、プログラムを書いてサービスの開発をしていたのが楽しくて熱中していたのですが、週5で勤務して勉強させてもらったり、旅行にでかけたりしまくっていました。また友達と好きな科目の勉強を自主的にやる、といったようなこともしていました。

かなり自由な時間が増えるので、使い方次第で本当に色々な経験ができます。

大学3年目以降は外部への積極的な行動を取り入れよう

単位をしっかる取るように頑張ってきたなら3年目からは余裕が生まれるので、やりたいことや好きなことに熱中してみるのが良いと言いましたが、追加でお勧めしたいことが大学外のイベントなどに参加することです。

特に以下の二つです。

  • 企業のインターンに参加
  • 企業のイベントに参加
  • 企業のインターンに参加

    企業が募集するインターンには「長期インターン」「短期インターン」があります。企業によってはどちらかだけをやっていたり両方やっていたりすることもあります。長期インターンは正直アルバイトと大差ありません(雇用形態はアルバイトとなってることがほとんどなので。)

    短期インターン

    皆さんが就活と絡めて知っているインターンは大体「短期インターン」の方だと思います。

    数日から長くて数週間までの短い期間で、企業から課題を与えられたりして企業の人と一緒に取り組んで、雰囲気を知ることができたり、ビジネスについて学んだりすることができます。

    このような短期インターンは、気になる企業がやっていれば絶対応募するべきです。というのも、これは就活の本番である、本選考への入り口も兼ねているからです。

    企業によっては「インターンは本選考と関係ありません」と書いてあるようなこともありますが、ほぼ嘘と思っていいです。インターンで真摯に取り組み、結果を残せれば間違いなく本選考の案内が来ます。しかも、インターン後に声をかけられた場合は特別ルートになることが大半で、普通に本選考を応募した人よりも有利な状況で選考を進められます。

    例えば私の体験談だと、「インターンの取り組みの様子から、ぜひ一緒に働きたい」と言って頂くことができて、いきなり最終面接だけで良いといって頂くことができたり、テストを免除になったりと色々優遇措置を頂くことができました。

    でも「インターンで上手くいかなかった場合は逆にもうダメなんじゃ…」という心配もあるかもしれませんが、安心してください!

    大抵の場合は大丈夫です。本選考を他の人と同じように受ける事ができる上、インターンのときに改善点をフィードバックしてもらえたりするので、一層対策しやすく本選考を受ける事ができます。

    注意として、インターンで本選考の案内がなかったら本選考を受けられない会社も少ないですが存在します。自分が受ける企業については事前にリサーチしておきましょう

    あと気になる企業以外にも、ちょっとでも面白そうかなと思ったら、余裕があればインターンに応募してみるのはありだと思います。就活を意識しだした段階で知っている企業はごく僅かですし、応募を通して色んな会社を知ることができてきっと楽しいですよ。

    長期インターン

    次に長期インターンです。これは大体通年で募集されています。アルバイトと大差ないといった通り、シフト制で入ったり、卒業するまで働けたりします。

    ただ普通のアルバイト(飲食店・塾講師・受付等)と違うのは、普通の会社員と同じように、営業職なら営業を学ぶことができたり、技術職で技術を身に着けることができるところです。

    例えば私の場合は、長期インターンでプログラミングしたりサーバーの運用をしたりして実際のサービスの開発に携わることができて、エンジニアとしてのスキルを勉強させてもらいながらお金を貰うことができました。(今なお長期インターンを続けています。)

    私は将来エンジニアを目指しているので、将来の役に立つ、まさに直結するようなことを実際のビジネスの場で学ぶことができながらお金を稼げるという良い事しかない状況です。

    このように長期インターンでは、アルバイト求人では掲載されていないような専門的な職種で働くことができます。大学生なのでアルバイトしないといけない人も多いと思いますが、どうせなら将来役に立つような働き方をしたいと思う人も多いのではないでしょうか。

    そういう方にはぜひとも長期インターンを勧めます。

    なお長期インターンの探し方はこちら

    に詳しく書いていますので気になる方はご覧になっていってください。

    なお長期インターンは学年が不問なことも多いので、余裕があれば1,2年から始めてみるのも強く勧めておきます。

    外部のイベントに参加

    大学の中から少し外に出ると色々な交流や発見があったりして面白いので、企業が開催するイベントに参加してみるのは面白いと思います。

    例えばビジネスに興味ある人はビジネスコンテストに出てみたり、私のようにエンジニア志望の方はハッカソンという「あるテーマに沿って、短期間でモノをづくりをする」イベントがよく開かれていますので出てみると色々身につきますし大変ながらも楽しいと思います。

    他の大学やイベントによっては他府県から様々な人が集まるようなイベントがあったりもするので、ちょっとでも興味があったらぜひ参加してみてほしいと思います。

    こういうイベントは企業の人と一緒に取り組めたりもできたりするので、色々な経験が積め、短期間ながらも濃い時間を過ごすことができます。

    面倒くさい・人見知りだから不安などと思う人も多いと思いますが、お金もかからず企業の人らと色々考えたり勉強できたりする経験ができるのは大学生の間の特権だと思うので少しでも興味があるようなイベントがあるとわかったなら、勇気を出して参加してみてほしいです。

    私もデータ分析の競技に参加したり、ハッカソンなど色々と参加した経験がありますし、賞をいただいたこともあります!めちゃくちゃ楽しかったですし良い経験が出来たと思っています。

    またこういう外部のイベントへの参加は、結構就活で有効に使えるエピソードになったりもしましたし損なことはほとんどありません。

    まとめ

    これまで理系で頑張りたいと思っている人向けに大学生活のお勧めを解説してきました。

    • 1~2年の間に単位をしっかり取りきること
    • 3年目以降はやりたいことに没頭したり外部へのイベントなどに積極的に動いてみる事

    正直これらを意識して頑張るだけで、学年で上位1%レベルの成績を取れたり全学生の中でも一握りなくらいの色々な経験が得られます。周りから一目置かれるような存在に簡単になれるのでぜひ頑張ってみてください。

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